会長コラムCOLUMN
第12回 年賀状の言葉・・・・「喫茶去」 2008.12.22
「喫茶去」(きっさこ)・・・・・趙州禅師の言葉
禅語。お茶でも飲んで来い。もともと相手を叱咤する語であるが、
後には、お茶を召し上がれの意に解され、日常則仏法の境地を示す語と解された(広辞苑第五版)。
趙州禅師は、凡聖・愚賢をこえ、誰にでも「喫茶去」(お茶を召しあがれ)と分けへだてなく
接したといわれています。振り返ってみて、私たちは、日常生活に おいても貴賤、貧富、老若男女、
利害得失を超えて、等しく相対しているでしょうか。相手を選んで、偉ぶったり、
あるいは逆に卑下してはいないか思いおこし てみる必要を感じます。
人に相対する心構えとしては上質な言葉だと思って使わせていただきました。