会長コラムCOLUMN
第19回 「洞察力」の正体 2010.04.22
一般的に専門家の領域で必要なものは、知識、つまり「専門知識」であると言われています。
これは正解の一つであって、十分ではないということは専門家の皆さんはわかっています。
つまり、「専門知識」をもっているだけでは喰っていけるわけではないということです。
では、どのようにすれば、専門家として喰っていけるようになるのでしょうか。
そのコツは事実の客観的な把握です。
実はわれわれは、物事を客観的に見るようにはなっていない。
常に主観的に、自分の物差しで妄想と連れ添いながら事実を眺めています。
絶対の真実は、淡々と流れていく現象面、つまり事実にしか存在しないのにもかかわらずです。
事実をありのままに受け入れれば、その事実の中に専門知識を落とし込むことで、膨大な成果を生みます。
また、いままで発揮できなかった能力が次々と華開いていくことに早急に気づく必要があります。
今の世をイノベーションするのは、そのことに気がついた普通の人たちのはず。
特別なカリスマは必要有りません。過去の歴史が物語っています。