会長コラムCOLUMN
第34回 「経営者の資質」 2014.02.15
経営者にとって「重要な資質はなに。」と聞かれることがままあります。
わたしは、ここ10数年来言い続けている経営者の資質として「あきらめが悪いこと」そして「思い切りがよいこと」の同居を強調しています。もちろん、その会社の経営上のステージや規模、聞く側の前提条件により、必要な資質は変わると思います。
もともと人はみな、「あきらめも思い切りも悪い」という資質を持っていると思います。
もちろん、あきらめがよさそうに見える人もいますが、そういう人は、私から見るとあきらめる事象の認識ができていない。もともと、そこに意識をおけない、言い換えると、わかっていない人です。辞書を引いてみて下さい。諦めるとは「物事をあきらかにする」とあります。これは「物事はとどまるところがなくて、思い通りにならない」ことがわかるという意味です。
つまり私が言いたい「あきらめが悪く、思い切りがよい」とは、自分の思い通りにならない状況に対して、その状況を自覚しつつ、経営を実践していける能力に他なりません(周りのせいにしない)。
さて、ここから先はおまけです。出処はもうあきらかにできませんが「人物」の意義です。なんとなく、私の主張とかぶるのがうれしい。
「人物とは」
・即断即決
・大胆かつ繊細
・イエス・ノーをはっきり言う
・言ったことは実行する
・悪口は言わない
・すじは通す
・文化教養は一通り身につける
・楽天家