会長コラムCOLUMN
第36回 「サラダバー」 2014.04.03
先日の3連休(3月21日、22日、23日)で茨城の街道沿いにある和食屋さんに立ち寄りました。とんかつ定食を中心として、刺身定食、そば・うどんを中心とした雑多なメニュー構成です。横目で見ると、子供連れ、老夫婦などでにぎわっています。定食の単価が1,000円弱であるからちょっと高めかなという感じではありました。4人でボックス席に座り、注文を出してから20分以上が経過するが料理はまだ出てきません。やはり、待たされているお客さんが多いのですが、特に待たされて不満が出ている様子はありません。
実は、お昼はサラダバー・ドリンクバーがついており、少しずつですが、ミニコロッケ・おから・手作りおしんこ・サラダなどの多くのサイドメニューを楽しむことができます。はっと落ち着いた雰囲気の原因に気がつきました。
注文の品が届くまで、少量のサイドメニューでお腹を保ちながら、会話を楽しんでいるのです。スピードを競うファミレスのサラダバーではあまり考えたことはなかったですが、これなら、多少の品出しの遅れは問題ない。しかも、食事中の会話を楽しむスパイスとして機能する。つまり、サラダバーは、会話を楽しませる、料金を維持する、多少のスローペースは許されるという効果があるのに気が付いたのです。いまさらですが。