会長コラムCOLUMN

第37回 「コーヒー雑感」 2014.05.30

事務所の近くに「渋谷珈琲」という珈琲豆の卸店があります(小売りもしています)。店内は少し暗くて、柱は炒った豆の煤で茶色味がかっており、いい雰囲気を出しています。 

 中には、大きな焙煎機が回っていて、毎日かなりの量の豆を挽いています。店内には、墨田区からマイスター(その道の達人)に認定された2人の職人さんが働いており、これまた渋い味を出しています。渋谷珈琲の親父さんとひょんなことから知りあって以来、毎朝約8杯分のコーヒーをたてるのが私の大切な仕事になっています(例えば今月はスマトラ・マンデリン 先月はコロンビア、その前の月はガテマラでした、100g300円程でお安く買えます)。若いころは興味半分で珈琲ミルやサイフォンなるものを買って、何回か作ってはすぐ飽きていたのですが、今はちょっと違います。毎朝、水と豆の量を微妙に変えて珈琲をたてています。最初、余っていたコーヒーが最近はすぐに売り切れます(時が多くなっています)。

 「珈琲になりきって炒るんだよ。」これは、渋谷珈琲の親父さんが言った言葉ですが、いまさらながら「なるほど」と感じ入っています。コーヒーの焙煎機は自動だそうですが、銘柄によって速度・時間等が異なるそうです。眼で、豆の色の変化を見て、鼻で香りをとらえる。それが、己の舌にどのような変化を及ぼすのかを自分のものにするのは、とんでもない経験値が必要になると感じています。単調な同じ仕事と見えても、同じものができない。自らの五感を働かせるのは、全ての仕事に通じる話で、特に技術的なものには普遍的に通じるものがあると考えています。まだ、コーヒーを真剣に入れている経験は浅いのですが・・・。

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