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(発行日 2012年6月7日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター
はじめに
代表取締役・税理士 坂部 達夫
5月21日、日本の広範囲で金環日食が観測されました。私は7時20分から数十分間、東京錦糸町駅前の陸橋で、うす曇りの中太陽にすっぽりと収まっていく月を楽しみました。
ところで、名古屋大などの国際研究グループにより「ニュートリノが光よりも速い」という実験結果が発表されていました。アインシュタインの特殊相対性理論による「質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。ならば、それより速いニュートリノは時間を遡りタイムトラベルも可能になる。」と言われています。ところが、この実験の不備が露呈してこの実験結果は無効となりました。
実は私は、この「無効撤回」を聞いて安心しています。光の速度より速い物質というのも夢がありますが、金環日食を見て、また、光の速度の議論を通して、光の恵みや温かさなどの太陽の有難みを実感した1週間でした。
今月のトピックス
平成23年度税制改正 3 |
税理士 菊池 常雄 |
平成23年度税制改正の所得税に関する改正のうち、土地・住宅税制の関係について、続けて解説いたします。
(3)土地・住宅税制関係について
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私の部屋 「 三 方 よ し 」
三方よしという言葉をご存知でしょうか? 三方よしとは「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の精神を集約した言葉です。 時は江戸時代。各地を巡りながら商売をしていた近江商人は、その地その地で信用を築かなければなりませんでした。 彼らは結果として江戸の商人達が一目置くほどの大成功をおさめ、その流れは現代にまで続くのですが、彼らが大切にしていたのが自分達の利益だけではなく、世間様のお役に立ててこそという精神です。 取引当事者だけでなく、その取引を通じてその背景にいる多くの人々の役に立つこと。損得はその結果次第。 この三方よしの精神は現代経営にも通ずる普遍的なものです。 企業は公器。忘れずにありたいものです。 |
あとがき
ノンアルコール飲料が人気だそうです。今やビールに留まらず、カクテルやワインでノンアルコールのものも販売されているとか。ノンアルコールビールを飲むのは、年に一日、健康診断の前日だけの私にとっては、「酔えないアルコール飲料に意味があるのだろうか」と思ってしまいますが、車を運転する方などに支持されているそうですね。これからますますビールがおいしい季節になります。週に1日ぐらいはノンアルコール飲料で肝臓を休ませた方が良いと頭では分かっていますが、多分無理だと思います。(坂本)
(編集者:小高・高田・坂本・佐藤・坂部啓)