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(発行日 2014年2月7日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター
はじめに
代表取締役・税理士 坂部 達夫
「租税教育」というものが全国の税理士会で行われています。これは税理士会が税理士を講師として小中高などの学校へ派遣するというものです。色合いとしては「社会科の授業としての租税教室」です。学校側の要請は専門家である税理士に「税」についてわかりやすく有意義に説明してくれることを期待しています。ところが、税理士会側の統一レジュメは、財政的観点から税収の重要性を説明する(皆の税金が橋や道路になっているなど)にとどまっています。
個人的には「税金」は、憲法上の「納税の義務」と、自らの所得を申告できるという「納税の権利」のバランス感覚の養成にもってこいの題材であると考えます。さらに、国や政治(参政権など)の歴史や仕組みなどを考える基礎教育として欠かせないものだと思います。
ちなみに、他に「起業家教育」と「お金の(投資)教育」の3つが揃えば「生きるための基礎教育」はほぼ満たされるのではないか、個人的にはそんなことを考えています。
今月のトピックス
確定申告 Q&A |
坂部 啓太 |
A.給与所得者が次の@からEの金額を支出した場合、これらの金額は特定支出とされ、確定申告により一定の金額を超える特定支出の額を給与所得控除後の所得金額から差し引くことができる制度です。 Q2.給与所得控除の改正について教えて下さい。
A.平成25年より給与収入が1,500万円を超える方の給与所得控除額について245万円の上限が設けられました。
Q3 退職所得課税の見直しが図られたと聞きました。
A.平成25年より、勤続年数が5年以下である役員等が退職金の支給を受けた場合の退職所得の計算は、退職手当等の収入金額から退職所得控除額を差し引いた残額になります。
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私の部屋 「 親 子 」
「私が起きる前に家を出て、私が寝てから帰宅し、休み日もほとんど仕事で家にいない。」それが子供の頃の父親の記憶です。最近では定年を迎え、働いてはいるものの休みの日に顔を合わせることが多くなりました。 ふと気づくと本屋で見かけて私が読みたいと思っていた小説を父親が読んでいました。父親と本の話などしたことが無かったので、同じ小説に興味を持つとは思ってもいませんでした。さっそく父親からその小説を借り、コタツに座りながら私が上巻を読み、父親が下巻を読む。母親は、掃除が出来ず嫌な顔をする。やはり親子って似るものなのですね。
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あとがき
いよいよソチオリンピックが開幕しますね。先日、メダルに近いと言われる選手の特集をテレビで見ました。いつものニュースでは、好成績を残した事実しか目にすることはありませんが、その特集を見て、「連戦連勝している選手も見えないところで繰り返し繰り返し技術をみがいているんだな」ということが改めて分かり、感激しました。選手の皆さんが普段の練習の成果を存分に発揮できるよう、日本から心をこめて応援しようと思います。(坂本)
(編集者:小高・高田・坂本・佐藤・坂部啓)