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(発行日 2015年4月8日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター
はじめに
代表取締役・税理士 坂部 達夫
4月、新入社員を迎える季節です。私は最初に「こんな職業人を目指してくれ」という話をします。それは、三段重ねの餅のようなイメージです。
一番どっしりしている部分が、「人」としての基本部分で、「正直で謙虚であること」「粘り強くあること」「物事に関心を持つこと」の3つです。
その上に重なるものが、社会人として身につけるべき「対人感受性」と「論理的な思考力」で、これは身の回りの整理・整頓と挨拶で磨けると申し添えます。
さらに税理士業務という会計的かつ法的な専門領域を扱うため、「リーガルマインド」と「財務・税務・資金」に強くなる必要を説きます。もちろんこれは、私も含めたところの税理士事務所という専門サービス業における理想像です。奉仕的な専門性を身につけたら、どこでも食べていけるよと言っています。これはあらゆる職業に通じるものだと思っています。
今月のトピックス
< 顧問先紹介 − 魚がし鮨文 様 > |
今回ご紹介する顧問先は、築地市場場内にあります「魚がし鮨文」さんです。築地といえば、日本全国はもとより世界中の海から新鮮な魚が運び込まれてくる世界最大の取引量を誇る卸売市場です。その中でも、場内で働く市場関係者や仕入に訪れた料理人などの食のプロが食事をするのが築地場内にある通称「魚がし横丁」。この一角に「魚がし鮨文」があります。 |
1.魚がし鮨文の伝統 市場がまだ日本橋にあった頃に屋台からスタートし、創業して約160年になる築地の中でも老舗中の老舗です。現在は四代目の女将が社長となり、娘さんが五代目として営んでいます。創業当時より旬で最高の食材にひと仕事を施した江戸前鮨の味を守り続け、その代表格となるのが煮物です。穴子やアワビ、ハマグリなどから煮汁をとり、創業以来、継ぎ足し作られ続けてきた秘伝の煮詰めが出来上がります。この煮詰めは、戦時中には掘った穴に埋めて守りぬいた大切な一品なのです。 2.魚がし鮨文の光景
[ 小高 誠和 ] |
私の部屋 「 伝 え る 技 術 」
エレベーターピッチという言葉をご存知でしょうか? |