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(発行日 2020年3月4日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター

はじめに

代表取締役・税理士  坂部 達夫

 

 2月12日(水)の日本経済新聞の文化面の「交遊抄」に日野自動車社長の下義生氏のコメントが載っています。下氏は40歳の時に一念発起して中央大学の大学院に通ったそうです。その時の指導教官(横山彰氏)からの教えを、自分の仕事をする上での重要な指針として紹介しているのが興味深い。「何が新しいのか問いなさい。」という言葉で、「生煮えのアイデアでは答えに詰まってしまう。新しいことを提案するには先例を全て知らねばならず必死で勉強した。」とコメントされています。これは私が感じたことですが「何が新しいのか。」という自問には、前提事実(先例)をできうる限り集めたうえで、それをもとに新しい答えを導き出し、導き出したところでそれを疑い、さらに考えるという好奇心・チャレンジ精神を持ち合わせる必要がある。それを言外に仰っているのではと思いました。

今月のトピックス

ここが変わる! 〜2020年(令和2年)オススメ補助金のご紹介〜 

株式会社МASUKО  中小企業診断士  増子 慶久

 今年も3月以降、各種補助金の公募が始まります。今回は採択の難易度が比較的低く、様々な中小企業が申請できるオススメ補助金をご紹介します。

 1.オススメ補助金トップ3

(1)小規模事業者持続化補助金
 小規模事業者の販路開拓等の取り組みを支援する補助金。店舗改装、ホームページ作成・改良、チラシ・カタログの作成、広告掲載等に要する費用が補助対象で、補助上限は50万円、補助率は2/3となります。

(2)ものづくり補助金
 新製品や新サービスの提供、生産プロセス改善等のための設備投資を支援する補助金。機械設備購入やシステム構築等に要する費用が補助対象で、補助上限は一般型で1,000万円、補助率は1/2または2/3となります。

(3)事業承継補助金
 事業承継、М&Aを契機として、新しい取り組みを支援する補助金。人件費、設備費、原材料費、外注費、広報費など幅広い費用が補助対象で、225万円〜1,200万円(事業承継の型や取り組み内容による)、補助率は1/2または2/3となります。

2.今年の変更点

(1)通年公募
 数か月ごとに通年で公募し、複数の締め切りを設けて審査されます。公募回数が増えることが予想されるため、十分な準備をしたうえで最適なタイミングで申請することが可能になります。

(2)電子申請
 補助金申請は、電子申請システム「Jグランツ」で手続きを行うこととなりました。「Jグランツ」の利用には予めIDを取得する必要があり、その取得には2〜3週間を要しますので、早めに手続きを済ませておくことをお勧めします。

https://www.meti.go.jp/press/2019/12/20191224003/20191224003-1.pdf


(3)必須要件
 ものづくり補助金について、以下の全項目を満たす事業計画を策定し、従業員に表明していることが新たな要件として加わりました。
@給与支給総額を年平均1.5%以上増加させること
A事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準にすること
B付加価値額(人件費+営業利益+減価償却費)を年平均3%以上増加させること

(4)加点要件・減点要件
 ものづくり補助金と小規模事業者持続化補助金の審査において加点により採択されやすくなる要件が変更となり、以下のようになりました。併せて減点要件も新たに加わりました。 (事業承継補助金の加点要件は、本原稿執筆時点で明らかになっていませんので割愛します。)

@加点要件
 <ものづくり補助金>
・「経営革新計画」の承認を受けている事業者
・小規模事業者、または創業後5年以内の事業者
・一定以上の賃上げ計画を有し、従業員に表明している事業者

 <小規模事業者持続化補助金>
・上記「2.今年の変更点」の「(3)必須要件(ものづくり補助金)」のうち、@またはAの要件を満たす事業者
・代表者の年齢が満60歳以上で、かつ後継者候補が中心となって補助事業を実施する事業者
・「経営力向上計画」の認定を取得した事業者

A減点要件
 過去3年間に類似の補助金の交付を受けたことがある事業者

3.補助金に関する一般的な留意点

@補助金は後清算
 補助対象経費は、事業者が自己資金または融資等により資金調達して支払い、採択から数か月後、一定の手続きを経て補助金が入金されます。
A採択を受けてからの契約・発注・支払い
 採択前に契約等したものは補助対象外です。
B審査ポイントは公募要領に明記
 事業計画の妥当性や独創性等、各補助金の審査における採点基準のヒントが公募要領に明記されています。公募要領は隅々まで熟読することが大切です。

(注)本原稿執筆時において、各補助金の公募要領が公表されていないため、中小企業対策関連予算情報等に基づいたご紹介をさせていただきました。公募時には内容が変わる可能性もありますので、公募要領をご確認いただきますようお願い致します。

 
 

 デスクワーク中心の私の心配事は、足腰の衰えです。そこで、インドア派を返上し、休日はウォーキングを心掛けています。
 昨年、一泊二日で出かけた尾瀬ヶ原では、30km近くは歩いたでしょうか。朝早く山小屋を出発し、行き会う人もない美しい自然の大パノラマの中、珍しい高山植物を愛で、写真をゆっくり撮ることができました。
 また先日は、両国の湯屋江戸遊まで歩き、岩盤浴でたっぷりと汗をかき、リフレッシュしました。自分のペースで出かけられるウォーキングが気に入り、「都内自然ウォーキング50選」という本を購入したので、いくつかピックアップして行ってみたいと思います。

 

あとがき
 最近のニュースは新型コロナウイルスで持ち切りになっています。いつ誰が感染してもおかしくない状況で、イベントなども相次いで中止となり、なんとなく暗い雰囲気になっているのを感じます。オリンピックもどうなるかわかりませんが、ぜひ開催し、明るいニュースを届けていただきたいものです。(飯塚)

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