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(発行日 2021年12月15日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター
はじめに
代表取締役・税理士 坂部 達夫
日本経済新聞の折り込み冊子「日経マガジン」2021.11月号掲載の「松浦弥太郎の日々是見聞録」のエッセイに興味をひかれました。タイトルは「生かし合うという思想がもたらす豊かさ」です。最初にこんな問題提起があります。「これからの豊かな生き方のカギはなにか。」そして、こんな件(くだり)が続きます。「消耗品は別として、身の周りのモノ、人、自然、環境などすべてに対し、所有しないという思想を持つことではなかろうか。」
確かに、人間は何も持たずに生まれて来て何も持たずに死んでいく存在なので、所有するものはないという自覚は大事だと思います。そして、最後はこう結んでいます。「モノを所有しないということは、飽きても、壊れても関係のない、欲望と支配のサイクルからの別離である。」
ところで、タイトルの「生かし合う思想」との関係性が気になるところですが、筆者は「ペン一本でさえ、あるいは車や住宅、森や川、自然などすべてと『生かし合う人生』を哲学し、日々暮らすことで初めて豊かなライフスタイルが生まれる」と展開しています。確かに所有という概念から離れ、生かし合う関係性を持つと、肩に力が入らない生活につながるような気がします。
今月のトピックス
事業復活支援金について |
税理士 坂部 啓太 令和3年12月6日、政府により令和3年度の補正予算案が国会に提出されました。追加の一般会計歳出は約36兆円規模で、その中に新型コロナウィルス感染症対応に係る経済対策が盛り込まれています。 経済対策の中で中小事業者にとって大きな内容となるのが「事業復活支援金」です。 事業復活支援金は、新型コロナウィルス感染症の影響により今もなお厳しい環境の中で事業をされている中小事業者等への給付金で、事業の継続・回復の見通しが立てられるよう来年3月までの5ヶ月分を一括で給付するものです。 令和3年度補正予算案の中では2兆8,032億円が事業復活支援金として盛り込まれています。 2020年に同種の支援策として持続化給付金がありました。経済産業省のHPによれば、持続化給付金は424万件、約5.5兆円の給付実積があったとのことですので、事業復活支援金に係る予算案は、持続化給付金の概ね半分程度の確保となっています。それでも大型の支援策であることに間違いはなく、内容を適切に理解したうえで、有効に活用したいところです。 当該給付金は、令和3年度の補正予算案の成立が前提となっており、今回の記事を書かせて頂いている12月6日時点では、まだ詳細が全て出揃っているわけではありませんが情報収集できる範囲での内容を皆様にご案内できたらと思います。 2.給付対象者 新型コロナウィルス感染症の影響により令和3年11月から令和4年3月の「いずれかの月」の売上高が30%以上減少した事業者(法人、個人事業主)が対象となり、事業を行っている地域や業種は問われません。 売上高の減少率が50%以上なのか30%以上50%未満なのかで給付金の上限額が変わります。ただし、いつ時点の売上高と比較すれば良いのかは現時点では明らかになっていません 3.給付額と上限額 事業復活支援金は、給付対象者に対して令和3年11月~令和4年3月までの5ヶ月分の売上高減少額を基準に算定した額を一括で給付するとされています。ただし、具体的な算定方法は、現時点では明らかになっていません。 給付金の上限額は売上高の減少率や事業規模に応じて異なります。上限額をまとめると以下の通りになります。 4.申請開始時期や不正防止について 申請受付の開始は、補正予算成立後に所要の準備を経て行うとされています。補正予算の成立は年内を目指すとされていますし、給付趣旨からも申請開始まではあまり時間がかからないものと考えられます。 不正防止については、これまでと同様に税理士や金融機関等による事前確認を実施するとされています。 また申請者の事務負担を考慮し電子申請を原則として、可能な限り簡便な手続きとするとされていますので、これまでの給付金と同様にポータルサイトからのエントリー、情報入力、電子申請が原則になると思われます。 事業復活支援金については今後詳細が出てくるものと思います。弊所では、詳細が分かり次第、巡回監査担当者を通じて関与先の皆様へ改めてご案内申し上げます。
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私の部屋 「 必需品 」
コロナを理由に運動と無縁の生活を続けていましたが、久しぶりにゴルフ練習場へ行くことにしました。曇っていたこともあり、足元にある球がよく見えません。裸眼でも困ることなく生活できているのですが、今年の視力検査の結果が「0.2」だったことを思い出しました。 100ヤード先に落ちたであろう球は、かすかに聞こえる落球音を確認できましたが、ドライバーを使用した時は、打った音を最後に何処へ・・・。せっかく来たのですから、今回は見えるか見えないかのギリギリのラインを探りつつ楽しもうと頑張りましたが、やはり球が見えないとスッキリしません。 ゴルフをする時も眼鏡が必要になったのだとショックでしたが、他人様に怪我をさせる前に決意出来て良かったです。 |