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(発行日 2022年1月14日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター

 

今月のトピックス

-令和4年 年頭所感-

代表取締役・税理士  坂部 達夫

新年明けましておめでとうございます。

令和4年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
(本稿は、弊所の年頭の挨拶として職員に対し発信した内容です。)


1.はじめに

 
昨年もおととし同様にコロナに明けてコロナで締めくくられた一年でした。ワクチン接種率の向上、そして経口薬の早期認可により、かっての日常の取戻しを期待するところでしたが、オミクロン株の急速な蔓延による緊張が高まるばかりです。ウイルスとの攻防、そして、気候変動による異常現象・自然災害、世界的な紛争の拡大など広く世界に目を向ければ、迷い・困惑の状況の中にいることを実感します。
 とはいえ、これを他人事としてしまっていたら、この歴史の転換点に存在する意味を知るきっかけを逃します。まず、職場である自社と自身の価値観を見つめ直すところから始めてみたら如何でしょう。

2.税理士法の「使命条項」の変遷

 昭和24年シャウプ勧告が行われ、現在の税理士法の前身が成立しました(昭和26年6月15日成立)。その第1条に(税理士の職責)が掲げられていますが、この条項には、税理士が、納税者にも税務官署にもおもねることがない「中正な立場」を明らかにしていますが、税務官署の補助的機関として扱われる傾向(納税に関する道義を高める)にあったと言われています。
 第1条(税理士の職責)には、「税理士は、中正な立場において、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務を適正に実現し、納税に関する道義を高めるように努力しなければならない。」とされていました。
 昭和39年以降、税理士法改正の機運が高まり、昭和55年に税理士法の抜本改正が行われました。その最大の特徴は「税理士の職責」を「税理士の使命」に代えた、第1条の改正にあります。

  

 このうち、「適正な納税義務の実現」にいう納税義務も「租税に関する法令に規定された」ものに限られ、「独立した公正な立場」と結びつくことにより、主観的には良心に従って通達にとらわれず、税務官署のみならず、委嘱者からも間をおいて、いずれにも偏せず納税義務を適正に実現させるという趣旨です。言葉を代えれば、納税者と税務官署を、左右に見てどちらに行こうかなと考えるのではなく、租税法というバルーンに乗って上空から両者を俯瞰するというイメージです。

3.税理士の独占業務を踏まえた弊社(所)の対応

 税理士法3条に税理士の独占業務が規定されています。それは、租税に関する①税務代理、②税務書類の作成、③税務相談の3つの業務です。それに見合う形で損害賠償責任がついて回りますが、それは高度な専門家責任と言われているものです。
 ところで、坂部達夫税理士事務所及び株式会社アサヒ・ビジネスセンタ―の最大の強みは「人や経営の問題解決を図る事業」であるコンサル事業を行っている点にあります。
 弊社(所)では、コンサル事業を、税務コンサル、経営コンサル、資産コンサルの3つに分類していますが、顧問先あるいは紹介先から受ける案件は多岐に渡ります。これらの内、税務コンサルについては、当然税理士法1条の影響を受けます。従って弊所の職員は、税理士法1、2条の業務には、公的責任有り、そしてコンサル事業には、私的責任有りとして整理しています。

4.業務のシステム化に対する対応ついて

 時代の変遷と共にネットワーク化、システム化が進んでいます。とはいえ、税務業務にしても、コンサル業務にしても、事実の確認(詳しい事実収集)はとても重要です。人と会うこと、聞くこと、その意味を深く考えること(法律にあてはめること)、表現し説明することは、ある意味極めて人間的なアナログの領域の業務になります。
 システムの強制活用が、法律(電帳法・電子申告等)などにより迫られる時代です。これについては、新たな仕事として習熟する必要があります。これに対して、電子情報や電子会議等の活用は、アナログ業務を補完・充実させるためのツールと考えるべきでしょう 。

5.業務のシステム化に対する対応ついて

 弊社(所)は、営業体制の構築、人材採用・人材育成、仕事の生産性などを組織的に工夫していく必要があり、それは営業件数などの数値目標、あるいは生産性向上として、時間工数と成果をバランスさせることに取り組んでいきます。ただ、これは組織の目標であって、それを支える一人一人の思考・行動がその原動力になります。日々の仕事の正確さ、的確な報告、時間配分などの段取り、つまり一人一人の所作が経営の課題を解決していきます。自信をもって、失敗したことでなく、できたことに目を向け、その原因と素直な気持ちに触れて、毎日の仕事を積み重ねていくことが、誇らしい職場作りにつながることを実感し続けましょう。この動きが、少しずつ環境を変えていくのではないかと思っています。


私の部屋    「 サンライズ 」


 春から小学生になる息子は電車が好きだ。
 目下の夢は「寝台特急サンライズ瀬戸・出雲」に乗ること。頑張った幼稚園生活のご褒美として叶えてあげたいが、コロナや長い乗車時間を考えると不安なことも・・・。 
 そんな事を考えていると、幼い頃に青春18きっぷで、親族で旅行にいった記憶が蘇った。長い長い移動が退屈で、眠気と居心地の悪さとで格闘していた。それでも、今となっては二度とないと思える貴重な思い出だから不思議だ。
 さて、息子はどんな刺激をうけ、どんな思い出になるのだろうか? まずは地図を開いて、旅のプランをたてよう。


 

あとがき
 昨年1年間はほとんど個人的な外出を自粛した。当初はコロナへの怖さだったが、途中からは自粛が続くとどうなるのだろうという自分への興味や意地のような気持ちもあったように思う。結果、筋力の著しい衰えが・・・今年は歩くことから始めてみるか。(喜志)


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