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(発行日 2023年1月13日) 編集・発行 株式会社 アサヒ・ビジネスセンター
今月のトピックス
-令和5年 年頭所感- |
税理士法人 坂部綜合会計
代表社員 坂部 達夫
新年明けましておめでとうございます。
令和5年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
(本稿は、弊法人の年頭の挨拶として職員に対し発信した内容です。)
1.周年行事
平成元年に営業を始めてから35年が経とうとしています。錦糸町の街も、駅の北口にはオレンジマーケットしかなかった時代から、再開発を経てアルカキット錦糸町、東武ホテルレバント東京、すみだトリフォニーホールなどが整備されました。さらに、半蔵門線延伸、精工舎の跡地にオリナス錦糸町が建てられ、スカイツリーが聳(そび)える地として35年前とは様変わりしています。そして弊法人も10月には、この地で4か所目の事務所に戻る予定となっています。
この地を離れなかった理由は、墨田区の錦糸町という地の地縁そして人の縁を大切にしたかったからです。自らを、そして事務所のスタッフを、お客様を、その地域を豊かにできなければ、存在意義はないと考えたことが原点にあります。その実現のためにはまだまだ時間をかける必要がありますが、必ず実現可能と考えていますし、その過程においても事務所価値の増大は見込めると思っています。
【参考】令和5年度予定行事(コロナ禍の状況を見ながら)
①35周年記念イベント(記念講演・感謝の集い・記念ゴルフ大会・記念品配布)
②社員旅行(来年3月末予定)
2.事務所移転
令和3年8月24日に江東橋の現在の仮事務所に移転してから1年半が経過し、特にお客様にご不便をおかけすることなく営業を続けて参りました。今年の10月に太平3丁目(前事務所)の新築ビルの2階に移転予定です。事務所のレイアウトも、できる限り「仕事がしやすい。」という視点で構成し、複数の会議室やWEB打ち合わせスペースを用意して皆様の便宜を図るつもりです。
令和3年の退去の理由は、原因のわからなかった雨漏りでした。立ち退きを余儀なくされた事務所に戻るというのは稀有なことだそうで、この地縁・人の縁を大事にすることを示唆する出来事であったと自覚しています。
3.事務所承継
事務所の承継の重要なポイントの一つに、人の意識(気持ち)の引継ぎがあると思っています。これは重要なことです。経営の主宰者が変わっても、その組織の構成と理念は引き継がれます。
理念は表現しにくいものですが、「すべての人とはその深奥でつながっていて、鏡のように呼応するということを前提にした思いやりの心」であると考えています。商売でもそれが基本になると思っています。弊法人の経営理念「質の高い税務・会計・経営サービスの提供により、お客様の安心と成長を実現します。」は、その思いを具現化したものです。
4.税理士業務の付加価値向上と営業、人の品質
税理士業務の品質は、2つの要素で評価できます。一つは、税法・会計・関連諸法規・経営などついての知識とそれを活かす深い知恵です。これは、TKC全国会研修所や東京税理士会の研修への参加、所内の座学研修やOJT、事務所業務の相談体制などを通して事務所構成員のレベルアップを図ります。
そしてもう一つは伝える力です。現状を聞き取り、理解し、そのうえで過不足なく伝える力。とりわけ、その中で課題を読み取り、改善解決のための項目建てと道筋をたてる能力を一人一人が身に付けていく必要があります。
坂部綜合会計が考える伝える力については、NP通信社の税理士新聞にて「会計事務所のコンサルブック(仮称)」として1月より連載を始めますので参照して下さい。
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私の部屋 「 KPI (重要業績評価指標) 」
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最近、仕事の中でKPIという言葉をよく耳にするようになりました。
KPI自体は、「新規商談件数」「成約率」「解約率」といった数値目標です。これらは自身のビジネスモデルによって全く異なったものが設定されます。KPIを設定する意味は、組織の目標を達成するために必要な行動や状態を具体的な数値(KPI)で設定し、それらが達成できているかを数値(KPI)で管理していくことにあります。KPIが順調に推移していれば目標に近づいてると言えますし、逆に悪ければ改善しなければなりません。
KPIを通じて自分たちのビジネスが今どの状態にあるかが可視化されます。正しいKPIを設定することで、今自分たちが注力しなければならないことがクリアになるはずです。
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あとがき
年末に見た占いに「楽しいことをやる」とあった。それならと100円ショップで見かけたナンプレ(数独)を1冊買い、三が日は余計なことをせず、テレビを観ながらナンプレ三昧で過ごした。何もしないことの罪悪感を捨てたら、こんな楽しいことはなかった。(喜志)